多忙な看護師はつい食べ過ぎてしまうことも
食事量が多くなりがち
看護師は多忙で食事の時間も不規則になりがちです。そのため、1回の食事量が多くなってしまうことも少なくありません。仕事のストレスから食べ過ぎてしまうケースもあるでしょう。しかし、食べ過ぎると身体には悪影響が及びます。食べ過ぎてしまわないように注意しなければなりません。
内臓にかかる負担が大きい
食べ過ぎると消化には多くの時間とエネルギーが必要になります。その結果、胃腸や肝臓に大きな負担がかかり、身体に悪影響を及ぼします。特に注意が必要なのは寝る前です。寝る前に食べ過ぎると本来休めるはずの内臓が消化のために働き続けることになり、睡眠の質が低下します。また、食べ過ぎると体内の活性酸素が増えます。活性酸素は体内のウイルスや異物を排除する働きがありますが、一方でDNAや細胞を傷つけるので注意しなければなりません。活性酸素が必要以上に増えることで細胞が傷つき、老化が進行します。肌のトラブルや様々な病気を引き起こす原因になるので、食べ過ぎないようにしましょう。
血液や血管にも悪影響
食事は栄養を摂取するために不可欠な行為ですが、食べ過ぎて栄養が過剰になると血液や血管の状態が悪化します。ご飯や麺類などに含まれる糖質や、肉や油に含まれる脂質を過剰に摂取すると血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが増えて、血管を狭くしてしまいます。血液の流れが悪くなり、本来必要な栄養が身体の隅々まで届かなくなり、老廃物が体内に溜まっていきます。その結果、疲労や冷え、肌のトラブルの原因になります。また、血管や心臓に大きな負担がかかり、脳梗塞や心筋梗塞、心不全などのリスクが高まります。さらに、糖質を多く含むものを食べ過ぎると血糖値が高くなり、糖尿病になる可能性もあります。
空腹状態を把握してコントロールする
多忙で空腹状態が長く続くと、どうしても1回の食事量が多くなってしまいます。食べ過ぎを抑えるためには、空腹のレベルを自分で把握してコントロールしなければなりません。例えば、最も空腹の状態を1、満腹の状態を10としてレベルをつけてみましょう。その上で、1と10の状態にはならないように意識します。やや空腹の3くらいの時に食事をして、6~7の状態で食事を終えます。多忙でちゃんとした食事ができない時は、果物などを少量食べて1の状態にならないようにキープしてください。そうすれば、極度の空腹が原因で食べ過ぎてしまうことを防げます。食事が適量になるように調整し、健康状態を維持していきましょう。
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